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常陸(ひたち)

Author:常陸(ひたち)
本格と叙述トリックが好きです。
長編<短編
狭く深く。
見立てとクローズドを偏愛。
ミステリー以外も読みます。
目標まで@811冊!(既読189冊)


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暗黒館の殺人 下

暗黒館の殺人 下
綾辻 行人著
講談社 (2004.9)
通常2-3日以内に発送します。

18年前に暗黒館で起こった殺人と不可思議な人間消失の謎を追ううち、遂に玄児の口から
語られる<ダリアの宴>の真実、そして恐るべき浦登家の秘密……。いつ果てるとも知れぬ
嵐の中、犯人の狂気はさらなる犠牲者を求め、物語は哀しくも凄絶な破局へと突き進む!


実は昨日の時点では残り100ページぐらいで一旦読むのを辞めて書いていました。
そうして先程ようやくミステリの一番美味しい部分をゆっくり読み終えました。
いやぁ、もう、よくこれだけ分厚い本を読んだな!と自分に拍手したい気分です。
だってもう長いのなんのって、原稿用紙2500枚分ですから!

気になっていた伏線は全て回収され、少しの謎を残しつつラスト。
その後彼らがどうなったのか、医者とは誰なのかは読者の想像次第という事でしょうか?
もうここでシリーズ堂々の完結でも充分なのでは?というぐらい今までの集大成でしたね。
次回作はもうちょっとページが薄いと助かります…

正直、殺人事件より浦登家にまつわるあれこれの謎の方がよっぽど面白かったです。
初代玄遙さん凄すぎ。


2006-02-08(Wed) 17:32| 綾辻行人| トラックバック 1| コメント 2

暗黒館の殺人 上

暗黒館の殺人 上
綾辻 行人著
講談社 (2004.9)
通常2-3日以内に発送します。

九州の山深く、外界から隔絶された湖の小島に建つ異形の館――暗黒館。光沢のない
黒一色に塗られたこの浦登家の屋敷を、当主の息子・玄児に招かれて訪れた学生・中也は、
<ダリアの日>の奇妙な宴に参加する。その席上、怪しげな料理を饗された中也の身には何が?
続発する殺人事件の“無意味の意味”とは……?


ここまで分厚い本、しかも上下巻を読んだのは人生初でした。およそ二週間程かかってます。
構想から完成までなんと8年!というからもの凄い偉業ですよね。よく破綻しないものだと。

主役かと思われたお馴染みの江南くんは早々に退場してしまって、本当の主人公である
中也くんに照明が当たってお話が続いていきます。
彼は中々に頭が良く、読者に代わって疑問点をラストで箇条書きにしてまとめてくれました。
というかこれだけ長いと読むうちに伏線を忘れてしまうので有り難かったです。

・ダリアの宴、惑いの檻、人魚の肉とは?
・何故彼女は「死なない」のか
・その病気は当然のリスク?
・恵存の名前、彼が幽閉されていた理由

個人的に気になったことをメモしてみました。素直に紙に書きながら読めば良かった…
感想の続きはまた明日にまとめます。


2006-02-07(Tue) 14:50| 綾辻行人| トラックバック 0| コメント 0

黒猫館の殺人

黒猫館の殺人
綾辻 行人〔著〕
講談社 (1996.6)
通常2-3日以内に発送します。

6つめの「館」への御招待──自分が何者なのか調べてほしい。推理作家鹿谷門実に会いたいと
手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人
事件が綴られていた。しかも事件が起きたその屋敷はあの建築家中村青司の手になるものだった。
惨劇に潜む真相とは?!


今回は回想の中の殺人といっていいのか、ノートに書かれた殺人事件と老人の記憶喪失をめぐる
謎がリンクしています。その舞台はもちろん黒猫館。名前から館中に黒猫のオブジェとかモチーフが
使われまくっているのかと想像しましたが、案外普通の館でした。

前作が「時計館の殺人」だから色々と比べられるみたいですが、そんなに言うほど悪くないんじゃ
ないかなと。むしろこっちの方が好きです。というかシリーズ中一番好きです。だってトリックが!
トリックはよくよく読めば「ん?」と引っかかるでしょうが…やっぱり今回も気持ちよく騙されてしまう
私なのでありました。犯さなくて良かった犯行は切ないです。


2006-01-06(Fri) 20:14| 綾辻行人| トラックバック 1| コメント 5

時計館の殺人

時計館の殺人
綾辻 行人〔著〕
講談社 (1995.6)
通常2-3日以内に発送します。

館を埋める108個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で10年前1人の少女が
死んだ。館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。死者の想いが籠る時計館を訪れた9人の
男女に無差別殺人の恐怖が襲う。凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは?
第45回日本推理作家協会賞受賞。


相変わらず密室男女無差別殺人という言葉に弱いです。他のに比べて結構長かったので読むの
ちょっと大変でしたが…。中村青司の建てた館に住む人は皆どこか壊れているらしい。
今回は登場人物もやたら多くて把握するのにも一苦労でした。

それと今回は「十角館の殺人」で出てきた河南君が再登場です。河南を「こなん」て読むから、
「ドイル」というあだ名だったんだと初めて知りました!普通にかわみなみって読んでましたよ。。。
彼もまた中村青司に囚われている人の一人…?

メインのトリックは考えた人は多そうだけど、ここまで上手く使いこなせた例はないんじゃないか?
というくらい見事に仕上がっていました。ラストは特に圧巻。実写化も多分無理かと。
でも皆さん結構理不尽な理由で殺されてますよ。お約束とはいえ、何か…


2006-01-03(Tue) 12:39| 綾辻行人| トラックバック 2| コメント 4

人形館の殺人

人形館の殺人
綾辻 行人〔著〕
講談社 (1993.5)
通常2-3日以内に発送します。

亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した!
邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では通り魔殺人が続発する。
やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る。名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との
組合せが生む館シリーズ最大の戦慄。


舞台は綾辻さんの故郷の京都。大文字とか季節の移り変わりとか、美しく描写されてます。
莫大な財産があるので働く事無くのんびりと母親と過ごす主人公…いいなー。
そして夏からだんだん気温が下がるにつれて起こる誰かの嫌がらせ。
人形に赤い絵の具やら、郵便受けにガラスやら、自転車のブレーキが壊されてたりします。
それと平行して、子供が通り魔に襲われて殺される事件も相次ぎ。
脅迫めいた手紙まで来て、想一の不安は大きくなるばかり。そして第一の殺人が―

だんだんと彼が過去の記憶を思い出し始める様は「眼球忌憚」のバースデー・プレゼントに
似てますね。ぽつぽつと文が欠けていて。
あと、ちょこっと館シリーズの紹介めいた文もあったりして楽しいです。ラストは…黒い。


2005-12-28(Wed) 16:35| 綾辻行人| トラックバック 0| コメント 3

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